伊豆大島一周マラソン(東京都、2014年)

2014年3月29日(日)、伊豆大島一周マラソン東京都)に参加しました。これでフルマラソンは12回目。東京都では既に東京マラソンを走っているので、全都道府県フルマラソン完全制覇は8都道府県目で足踏みです。

伊豆諸島名産の新島ガラスで出来た完走メダル。↓
伊豆大島一周マラソン(東京都、2014年)

当時の天気は曇り、最高気温18.6℃、最低気温12.8℃(Yahoo過去天気より)。

初めて離島でのマラソン大会に参加。まず交通手段に悩みました。調布から飛行機という手もありましたが、結局、東海汽船のフェリーを予約して行くことにしました。横浜大桟橋を夜出発し、伊豆大島の岡田港に早朝到着する便。雑魚寝ですが区画は仕切られていて毛布もあり、思いのほか快適に眠ることができました。

岡田港に到着したら、すぐにスタート地点の元町港へ向かうバスが待っていました。スタート会場は元町港の待合所の狭い建屋内。更衣室も簡易テントみたいな感じで狭かったですが、参加者数が少ないので特に問題なし。アットホームな雰囲気の中、のんびりとしたスタートとなりました。

あまり平坦なところがないアップダウンの厳しいコース。高低差も300m以上はあったでしょうか。前半からかなりの山登りをした記憶があります。ただ、同時開催だったウルトラマラソン(100km、58km)のランナーは、さらに三原山の山頂に向かって登っていくコースだったので、もっと大変だったと思います。

助かったのは、地元の方々によるエイドのおもてなし。ドリンクも食事も充実、味噌汁や総菜まで提供されていました。ボランティアの方々と楽しく会話をしながら休み、そして頑張るの繰り返しで、とてものんびりしたレース展開。

最高地点まで登り切った後の景色は抜群。後半は多少のアップダウンはありますが基本的には下り基調。前半に体力を温存していたこともあり、気持ちよく飛ばしてゴールすることができました。

ゴール直前、先行するランナーの背中を追いかけてラストスパート。ゴール前ではデッドヒートにお付き合いいただきました。負けてしまいましたが、がっちり握手をしていただき、とても良い思い出となりました。

帰りの岡田港では出港まで少し時間があったので、待合所の土産屋と休憩所でゆっくり休んだり買い物をしたり。座敷もあってのんびりできました。

帰りのフェリーでは、おそらく小学校の先生が転勤で島を出られるのでしょう、見送りの場面に遭遇。船上の先生と紙テープで繋がる児童たち。出航後も船を追いかけて走り、姿が見えなくなるまで岸壁で手を振る子供たちの様子を見て、不覚にも涙を流してしまいました。

初めての離島のレースは、アクセスも意外と快適で、厳しいコースではありましたが、景色と島の皆さんのおもてなしは最高でした。最後は島ならではの別れにも立ち会うことができ、忘れることのできないマラソンの旅となりました。

今日もお読みいただき、ありがとうございました。

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