湘南国際マラソン(2022年、神奈川県)~脱水で苦難のレースに

2022年12月4日(日)、湘南国際マラソン2022(神奈川県)フルマラソンの部を走って来ました。以下、そのレポートです。

※参考記事:【速報】湘南国際マラソン2022を苦難の完走!

アクセス

フルマラソン参加で当日入りが間に合うのは、夜行バスを除けば、勝田(常磐線)、高崎(上越新幹線)、大月(中央線)、豊橋(東海道線・東海道新幹線)あたりのエリア発になります。

ただし、最寄り駅である大磯駅または二宮駅からのアクセス、及び、着替え・荷物預け・スタートブロックへの整列、さらにはトイレ待ちなどを考慮すると、できるだけ小田原や横浜など近辺に前日入りして、早めに会場に到着しておくのが無難です。

大磯駅または二宮駅からは、無料シャトルバスで会場まで行けますが、相当に長時間並ぶ必要があります。事前案内では大磯駅が混むので二宮駅を推奨、となっていますが、二宮駅の混雑も相当なものです。

また、スタート・ゴール会場となる大磯プリンスホテルの敷地は結構広く、着替えて、荷物を預けて、トイレに行って、スタートブロックへ・・・となると、かなり歩き回る必要があります。初めてなら迷う可能性も高いので、余裕を持って到着しておくのが吉です。

なお、東京駅や横浜駅など、主要駅から会場へのツアーバスがあるので、アクセスが心配な人は、多少お金がかかりますが、安心して現地に到着できるかと思います。

私は横浜在住のため、当日入りで間に合いました。二宮駅に午前7時前に到着したのですが、すでに相当な混雑でした。

湘南国際マラソン2022

いつシャトルバスに乗れるか分からないくらい長蛇の列だったので、徒歩で会場に向かうことに。徒歩のランナーもかなり多く、列をなしてゆっくり進む状態。結局、40分以上かかり、スタート前なのに割と疲労感。これがレースには裏目に出たかも・・・

湘南国際マラソン2022

 

会場到着からスタートブロックまで

私は着替えを済ませて家を出たので、あとは上着を脱いで荷物を預けるのみでした。久しぶりではありますが3回目の大会参加でもあり、会場に到着したとき、スタートまで1時間を切っていましたが、余裕で海から見える山の景色をノンビリ眺めながら、ブラブラ歩いていました。

湘南国際マラソン2022

しかし、いざ荷物を預けようとしたら、思っていたところに無い・・・! 実は、ウロウロしていた海辺の道路近くは出店が立ち並ぶところで、荷物預け場所は階段を上がったところ。以前に参加したときとは、レイアウトが変わっていたのでした。

事前にマップを見ていたつもりでしたが、平面で覚えていたので、階段の上がり下がりの立体感が全く無く、スタート時間が迫っていたこともあって、次第に焦りが募っていきます。

また、多数のランナーが参加するため、荷物預けの場所も多くのブロックに分かれており、混雑もあって、指定の場所に到着するまでに、想定外の時間ロス・・・。

あとは、トイレを済ませてスタートするだけなのですが、スタートブロックの場所を探して右往左往・・・。ようやく見つけて、スタートブロック近くのトイレに並ぶこと15分程度。その間にスタート地点への移動が始まってしまい、結局、後方からのスタートとなってしまいました。

湘南国際マラソン2022

 

レースの状況

コロナ禍による2大会の中止を経て、久しぶりの開催となった本大会。従前と変わらず。とても多くのランナーたちが参加しました。気温は低めでしたが陽射しは暖かく、とても良い天候でした。

湘南国際マラソン2022

湘南の海を眺めながら西湘バイパス上を走れるのが本大会の醍醐味。混雑でなかなか思うようなペースになりませんが、5~6kmあたりで徐々にバラけてきました。

湘南国際マラソン2022

江の島を眺める折り返し地点まで、サブ3.5ペースでガンガン飛ばしました。ここまでは調子が良かったのですが・・・

湘南国際マラソン2022

24~25kmあたりで急激に気分が悪くなり、大幅にペースダウン。気が付けばものすごい汗の量・・・! 帽子からボタボタと滴り落ちる程でした。

寒いと思って装備して行ったのですが、気付けば想定以上に暑くなっていました。次第に脚も攣り気味に・・・。同じように脚を攣って止まっているランナーを途中で多く見掛けました。

今大会の目玉は「世界初マイボトル・マラソン」。紙コップは一切準備されておらず、代わりに約200m毎に給水タンクが設置され、ランナー個々がボトルやカップを持参して走り、自分で給水するスタイルでした。

しかし、「いつでも給水できる」との安心感が、却って給水が不十分となる「油断」を招いたような気がします。意外と暑くなってしまったこともあり、気がつけば脱水状態になっていました。

湘南国際マラソン2022

遠くに富士山を望むことができましたが、その景色を愛でている余裕は全く無し。途中で嘔吐してしまい、気持ち悪くてスポーツドリンクすら受け付けない状態に。

30km過ぎからは徒歩の方が多くなってきました。暑いのに多少の寒気もおそってきたので、おそらく低体温症になりかかっていたかと思われます。せめて水分を少しずつでも摂取しつつ、身体が冷えないよう、歩いたりジョグしたりで進みました。

西湘二宮IC付近の最後の折り返し地点が見えると、残り2.5km程度。ここまでゆっくり進んだことで、体力は意外と回復。ラストスパートの余裕が残っていました。

湘南国際マラソン2022

あとは、脇目も振らずに必死で全力疾走。フィニッシュゲート前にある嫌がらせ(?)のような登り坂も一気に駆け抜けてゴールイン。苦しかったレースがようやく終了しました。

湘南国際マラソン2022

ゴール後は、多少の曇り空になっていました。湘南の海は綺麗でしたが、なんとも気分の晴れない結果となりました。しかし、なんとか無事に完走できたことは、喜ばねばと思います。

湘南国際マラソン2022

前半飛ばしたので、タイムとしてはそれほど悪くない結果でしたが、中身はグダグダ・・・ 給水の大切さを改めて体感したレースでした。

湘南国際マラソン2022

 

今日もお読みいただいて、どうもありがとうございました。

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