みえ松阪マラソン(2022年、三重県)~強風と寒さのレース

2022年12月18日(日)、みえ松阪マラソン2022(三重県)フルマラソンの部を走って来ました。

初開催となる三重県で唯一のフルマラソン大会。以下、参加した様子をレポートします。

※参考記事:【速報】みえ松阪マラソン2022を無事完走!

アクセスと宿泊

フルマラソンのスタート会場は松阪駅(JRと近鉄が隣接)から徒歩で約25分(約2km)にあるクラギ文化ホール

時間があれば、阪内川沿いに上流方向へ向かって、松坂城跡を横目に眺めつつ、散歩するのも良いです。大会当日は、駅近辺(といっても3~4分ほど歩きますが)から無料シャトルバスが出ています。

ゼッケン等は事前送付のため、当日受付は無し。フルマラソンのスタート時刻は午前9時。鉄道で当日入りが間に合うのは、だいたい以下のエリアとなります。

  • 豊橋(名鉄又はJRで名古屋へ→JR又は近鉄で松阪へ)
  • 関ケ原・大垣(JR又は近鉄で名古屋へ→JR又は近鉄で松阪へ)
  • 野洲・草津(JRで柘植・亀山・津へ→近鉄で松阪へ、又は、JRで京都へ→近鉄で松阪へ)
  • 明石・神戸(JRで大阪へ→JR又は地下鉄で鶴橋又は難波へ→近鉄で松阪へ)
  • 和歌山(JRで天王寺へ→JR又は地下鉄で上本町又は難波又は鶴橋へ→近鉄で松阪へ)
  • 熊野市・尾鷲(JRで松阪へ)

余裕を見れば前泊するのが無難ですが、松坂駅の周辺は宿が取り難いため、名古屋・京都・大阪あたり、できれば四日市・津あたりに前泊するのが無難です。

私は、松阪駅から4駅ほど、近鉄線で15分程度の久居駅の近辺に前泊しました。スタート1時間半前には松阪駅に到着。方向音痴で徒歩だと迷う危険があるため、無料シャトルバスに並びました。駅から歩いてシャトルバスに並んで乗車するまで10~15分程度、そこから会場までバスで10~15分程度。電車もバスも着席できたので、割と楽でした。

 

会場到着からスタートまで

当日は、全国的に寒気に見舞われていました。当地も終日、気温は8℃以上には上がらず、しかも強風が終始襲ってくるという、かなり厳しいコンディション。ただ、天気が良かったのは幸いでした。

無料シャトルバスにてスタート会場に到着。宿を出るときに着替えは済ませて来たので、あとはトイレを済ませ、上着を脱いで荷物を預けるのみ。

みえ松阪マラソン2022

到着したのはスタート50分前くらい。荷物預けの締め切りがスタート30分前。その間にトイレを済ませましたが、そこで15分ほど経過。荷物預けの締め切りまで残り5分。ところが、事前配布された荷物用ビニール袋が想定外に小さく、持参した25Lザックを詰め込むのに手間取ってしまい、かなり焦りました。

スタートブロックへの整列締め切りがスタート15分前。荷物預け場所の近くだったので、割と余裕で間に合いました。しかし、気温は4~5℃くらい、しかも風が吹いており、かなりの寒さ。ほとんどのランナーが身体を縮こまらせて足踏みをしながら、スタート時間を今や遅しと待つことに。

こうして待っている間、トイレが近いランナーは結構苦しんだ様子。せっかく並んだのに、我慢できずトイレに行って、後方スタートになったランナーも居た模様。特に寒い時期のレースは、スタート直前までどのように過ごすかが大きな課題ですね。私は最近、トイレはスタート後に行くものと決めて、コース沿いの仮設トイレの位置を事前確認するようにしています。

また、防寒着をどうするかも、冬のレースでは大きな課題。今回も直前まで迷いましたが、結局、防寒着は持たず、長袖・ロングタイツ・厚手の手袋を対策としました。スタートまでの20分間を震えて過ごすことになりましたが、レース中に荷物となる負担は気にせず済みました。

ただ、気温5℃以下だとレース中でも寒くなるおそれがあり、今回の場合は割とギリギリの判断だったかと思います。もう少し天気が悪ければ、防寒着は必携だったかと想像します。

それでも、スタートライン近くに移動し、多くのランナーたちの中に紛れて日なたに出ると、少しは寒さも和らぎました。参加者は7000名規模。大盛況という感じでした。

みえ松阪マラソン2022

瀬古利彦さんと野口みずきさんを豪華ゲストに招いてのスタート。瀬古さんのトボけて愉快なアドバイスと、野口さんの実践に役立つアドバイス、両方をしっかり聞きながら、スタートを切りました。

みえ松阪マラソン2022

 

レースの状況

スタートからしばらくは市街地を走るようなコース設定で、風景はあまり期待していなかったのですが、途中から素晴らしい田園風景や、遠望できる山並みの景色が開けてきました。今回は撮影を控えて走りに集中しようかと思っていたのですが、思わずスマホのカメラを取り出してしまいました。

みえ松阪マラソン2022

しばらくはクネクネと折り返しを続けながら、いったん松阪駅前に戻ってきます。寒くて思わず足取りがせわしなくなり勝ちで、前半はちょっとオーバーペースだったかも知れません。

みえ松阪マラソン2022

アップダウンが多いように聞いていましたが、意外とそれを感じることはありませんでした。天候や美しい田園風景のせいでしょうか。中間地点を過ぎたあたりからはペースが落ちてきましたが、給水や給食はかなりの充実ぶり。ボランティアや沿道のみなさんからの声援もたくさん貰えて、かなり助けられました。

みえ松阪マラソン2022

30kmを越えてから、ふたつのトンネルをくぐり抜けることになりますが、ふたつめの長いトンネル内では、幻想的なプロジェクションと応援メッセージが、壁面一杯に投影されていました。

終盤近くのトンネル内を走るのは、朦朧とした状態に陥りがちなのですが、これは予想外のサプライズで感動! いちばん苦しくなってくるタイミングで、スピードの出せる下り坂であることも功を奏して、たいへん勇気づけられる絶妙の仕掛けでした。

みえ松阪マラソン2022

終始寒かったのですが、天気は良かったので、水分補給には気を付けました。35km過ぎでいったん足が止まったのですが、多すぎるくらいの給水を心掛けて以降、何とかラストスパートの余力を確保することができました。

しかし、ゴールへ向かう最終盤に、何とも厳しい登り坂が待ち受けていました。しかも、強烈な向かい風! ゴールゲートが見えてもなかなか近づけず、苦悶のゴールとなりました。

みえ松阪マラソン2022

前半はサブ3.5ペースを刻めたのですが、後半は落ち込んでしまいました。ここ暫く、2週間毎くらいでレースに参戦していますが、やはり練習を積まないと駄目ですね。年明けからは心機一転・・・できるか分かりませんが、楽しみながらタイム向上も目指したいと思います。

みえ松阪マラソン2022

 

今日もお読みいただいて、どうもありがとうございました。

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