喜界島マラソン(鹿児島県、2018年)~心温まる珊瑚礁の島ラン

去る4月22日(日)、喜界島マラソン鹿児島県)に行ってきました。

これでフルマラソン55回目です。島ランは、伊豆大島一周マラソン瀬戸内海タートルフルマラソン佐木島エコマラソン隠岐の島ウルトラマラソン石垣島マラソン五島つばきマラソンに続いて7回目となります。

アクセス

今回は格安航空券で移動。仕事の都合上、関西空港から出発。奄美空港知経由で喜界空港へ向かいました。

関空~奄美はバニラエアで片道6,000円弱、奄美~喜界島はJACで片道7,000円弱。ところが、帰りの乗り継ぎ時間が短過ぎる(20分しかない!)ことに、行きの奄美で気付いて、バニラエアに掛け合うも、「出発35分前にチェックインできないとダメ」とのこと・・・。

結局、帰りのJACを買い直して、キャンセル料含めて10,000円の追加と手痛い出費・・・。実は、こうした飛行機関連の失敗は初めてでなく、買い間違い、便間違い、乗り継ぎトラブルなど、割と頻繁です。学習能力の無さに自分でも呆れます。

フライト自体は快適。関空~奄美は2時間くらい。奄美~喜界島は20分くらいで、離陸したと思ったらすぐに着陸態勢のアナウンスがあり、機内に多少のざわめきが。しかしながら、空から眺める珊瑚礁の海は絶景でした。

喜界空港は、田舎の無人駅みたいな佇まい。そこにチェックイン機や手荷物検査装置があるのは、変なギャップがあって面白かったです。

宿泊

宿泊は、大会事務局で割り振って貰ったビジネスホテル林。空港から歩いて15分くらい。古いですが綺麗に手入れされていて快適。宿の目の前には”ほっともっと”もあって、不便は全く感じませんでした。以前は、ホクレンのランニングチームが合宿所にしたこともあったとのこと。

朝食はひとりひとりの分が綺麗に準備されていて少々驚き。また、おかみさん達がとても親切。レースではホテルの前を通過するコースなのですが、玄関先で応援してくれていました。帰りにはマラソン参加者へ、と手土産まで!2泊しましたが、とても良い宿でした。

レース

当日朝は曇り空。気温は22~24℃くらいでしたが、それほど暑さは感じず、コンディションは比較的良好でした。

スタート会場となる喜界町体育館へは宿から歩いて15分くらい。参加者は全部で160名ほど。トイレは体育館内のものだけですが大した混雑なし。ゴールは隣の総合グラウンドですが、親切にも荷物を運んでくれるそうで、荷物搬送車が3台ほど準備されていました。

開会式で、町長さんの挨拶が「喜界島には何もありません」から始まるという、飾らなすぎる率直な物言いに、都会の大きな大会ではありえない素朴さを感じて好印象。準備体操は奄美大島からインストラクターさんが来ており、スタート前の身体のほぐし方として、参考になる内容でした。

スタート前。喜界町体育館前にて、町長さんの開会挨拶。

その後、全員で記念撮影。カメラマンさんが体育館の屋根の上からカシャリ。スタート地点への集合からスタートまでは、ほぼ緊張感のない緩い感じでした。

この大会は、ちゃんと先導車が付いていました。いつものようにサブ3ペースで突っ込んだのですが、割と長いあいだ先導車が見えており、先頭も見える距離が続いたので、「あ、これは入賞できるかも」とか、余計なことを考え始めました。

一方、ノンビリ走ろうと思っていたのも事実なので、多少迷いましたが、先頭が見えなくなった時点でノンビリ・モードに切り替え、スマホを片手に撮影しながら走ることにしました。

コースは全般的に平坦ですが、以下の高低図の通り、後半に2箇所ほど結構なアップダウンがあり、結構厳しかったです。後で聞くと、喜界島は昨年、未曽有の豪雨災害に見舞われ、コース変更を余儀なくされたため、今年に限って厳しいコースに変更せざるを得なかった、とのこと。ここで脚が攣りそうになったので、コムレケア塩熱サプリを持参して良かったです。

コースは、全体的に意外と海岸線沿いが少なく、山や野原を見ながら走る時間の方が長い感じでした。撮影ポイントもそれほど無さそうだったので、エイドを全て撮影しよう、ということだけを決めて走りました。

沿道の応援は、おそらく集落ごとだと思いますが、疲れを感じたと思ったら声援が聞こえるという、割と絶妙のタイミングで出現。ランナーが少なくて、ほぼひとり旅だったので、老若男女からの大声援を独り占め。手を振って笑顔で駆け抜けるという、スターになったような気分を味わえて、とても良い気分でした。

空は徐々に晴れ間が広がり、意外と日焼けをしました。風が結構あったので、暑さはさほど厳しく感じなかったものの、体温がこもる感じがしたので、多くのエイドに設置されていたシャワー氷水は、とても助けになりました。

最後の方のエイドでは、JACのキャビンアテンダントの制服を着たお姉さん(本物?)が、水もって待っていました。思わず「すごい!」と言いながら撮影。水を貰って上機嫌でラストスパートに入りました。

結局、ひと桁順位でゴール。サブ3.5も達成し、スマホ片手に走った割には上出来でした。30名以上がリタイアしたそうで、全般的には厳しいレースだったかと思われます。

コースと高低差。GPSの実測データを「ヤマレコ」に読み込んで表示。↓

ラップタイム。各エイドで止まってノンビリしたためか、意外と乱高下。↓

コースの風景

以下、走りながら撮影した写真です。

スタート!白鳥軍団の群れが目立ちます。

2km地点付近。

3km地点付近。

3.2km地点付近。宿のおかみさん達をカシャリ!

3.7km地点付近。第1エイド(朝日酒造前)。

4km地点付近。

4.5km地点付近。

5.3km地点付近。

7.5km地点付近。第2エイド(中里公民館前)。

8km地点付近。

9.3km地点付近。

10.5km地点付近。

11.3km地点付近。第3エイド(手久津久公民館前)。シャワーのサービスあり!

11.5km地点付近。

12.8km地点付近。

12.9km地点付近。第4エイド(上嘉鉄地区センター前)。

13.2km地点付近。私設エイド!

15.7km地点付近。

16.4km地点付近。時折、青い海が見えました。第5エイド(宮本商店前)は撮り損ねたようです・・・。

17.4km地点付近。

18.3km地点付近。

18.6km地点付近。第6エイド(阿伝公民館前)。ここでトイレ休憩。

19.2km地点付近。味わいのある鳥居がいくつか散見されました。

20km地点付近。

20.5km地点付近。

22.2km地点付近。東経130度線地点。

22.3km地点付近。第7エイド(早町支所前)。

23.1km地点付近。

23.5km地点付近。

26km地点付近。第8エイド(のぞみ幼稚園前)。「を」はキーワードクイズ。答えは・・・?

27.5km地点付近。第9エイド(ムチャカナ公園前十字路)。キツい坂の途中で救いのエイド!

28.3km地点付近。海へ向かう真っすぐの下り坂。

30km地点付近。

30.4km地点付近。第10エイド(まぐみー広場)。コースミスをしかけ、応援のみなさんから「こっちこっち!」の大合唱。感謝!

30.6km地点付近。恐怖の登り坂が待ってます。

31.4km地点付近。登り切って、あとは下り。

32.7km地点付近。とても長い真っすぐな下り坂。壮観!

33km地点付近。第11エイド(一本道)。

35km地点付近。第12エイド(ミネックスエビ養殖場前)。

37km地点付近。第13エイド(旧坂嶺小学校前)。

40km地点付近。最終第14エイド(喜界高校前)。キャビンアテンダントさんの機内(?)サービス!

41km地点付近。ようやく終わりが見えてきました。

41.5km地点付近。若い娘さん達の声援を受けてラストスパート!

42km地点付近。いよいよ総合グラウンドへ。

42.1km地点付近。ゴールは目の前!

ゴールイン!

スタート会場となった喜界町体育館の前に掲げられた幟旗。

今日もお読みいただき、ありがとうございました。

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