去る4月22日(日)、喜界島マラソン(鹿児島県)に行ってきました。
これでフルマラソンは55回目です。島ランは、伊豆大島一周マラソン、瀬戸内海タートルフルマラソン、佐木島エコマラソン、隠岐の島ウルトラマラソン、石垣島マラソン、五島つばきマラソンに続いて7回目となります。
アクセス
今回は格安航空券で移動。仕事の都合上、関西空港から出発。奄美空港知経由で喜界空港へ向かいました。
関空~奄美はバニラエアで片道6,000円弱、奄美~喜界島はJACで片道7,000円弱。ところが、帰りの乗り継ぎ時間が短過ぎる(20分しかない!)ことに、行きの奄美で気付いて、バニラエアに掛け合うも、「出発35分前にチェックインできないとダメ」とのこと・・・。
結局、帰りのJACを買い直して、キャンセル料含めて10,000円の追加と手痛い出費・・・。実は、こうした飛行機関連の失敗は初めてでなく、買い間違い、便間違い、乗り継ぎトラブルなど、割と頻繁です。学習能力の無さに自分でも呆れます。
フライト自体は快適。関空~奄美は2時間くらい。奄美~喜界島は20分くらいで、離陸したと思ったらすぐに着陸態勢のアナウンスがあり、機内に多少のざわめきが。しかしながら、空から眺める珊瑚礁の海は絶景でした。
喜界空港は、田舎の無人駅みたいな佇まい。そこにチェックイン機や手荷物検査装置があるのは、変なギャップがあって面白かったです。
宿泊
宿泊は、大会事務局で割り振って貰ったビジネスホテル林。空港から歩いて15分くらい。古いですが綺麗に手入れされていて快適。宿の目の前には”ほっともっと”もあって、不便は全く感じませんでした。以前は、ホクレンのランニングチームが合宿所にしたこともあったとのこと。
朝食はひとりひとりの分が綺麗に準備されていて少々驚き。また、おかみさん達がとても親切。レースではホテルの前を通過するコースなのですが、玄関先で応援してくれていました。帰りにはマラソン参加者へ、と手土産まで!2泊しましたが、とても良い宿でした。
レース
当日朝は曇り空。気温は22~24℃くらいでしたが、それほど暑さは感じず、コンディションは比較的良好でした。
スタート会場となる喜界町体育館へは宿から歩いて15分くらい。参加者は全部で160名ほど。トイレは体育館内のものだけですが大した混雑なし。ゴールは隣の総合グラウンドですが、親切にも荷物を運んでくれるそうで、荷物搬送車が3台ほど準備されていました。
開会式で、町長さんの挨拶が「喜界島には何もありません」から始まるという、飾らなすぎる率直な物言いに、都会の大きな大会ではありえない素朴さを感じて好印象。準備体操は奄美大島からインストラクターさんが来ており、スタート前の身体のほぐし方として、参考になる内容でした。
その後、全員で記念撮影。カメラマンさんが体育館の屋根の上からカシャリ。スタート地点への集合からスタートまでは、ほぼ緊張感のない緩い感じでした。
この大会は、ちゃんと先導車が付いていました。いつものようにサブ3ペースで突っ込んだのですが、割と長いあいだ先導車が見えており、先頭も見える距離が続いたので、「あ、これは入賞できるかも」とか、余計なことを考え始めました。
一方、ノンビリ走ろうと思っていたのも事実なので、多少迷いましたが、先頭が見えなくなった時点でノンビリ・モードに切り替え、スマホを片手に撮影しながら走ることにしました。
コースは全般的に平坦ですが、以下の高低図の通り、後半に2箇所ほど結構なアップダウンがあり、結構厳しかったです。後で聞くと、喜界島は昨年、未曽有の豪雨災害に見舞われ、コース変更を余儀なくされたため、今年に限って厳しいコースに変更せざるを得なかった、とのこと。ここで脚が攣りそうになったので、コムレケアと塩熱サプリを持参して良かったです。
コースは、全体的に意外と海岸線沿いが少なく、山や野原を見ながら走る時間の方が長い感じでした。撮影ポイントもそれほど無さそうだったので、エイドを全て撮影しよう、ということだけを決めて走りました。
沿道の応援は、おそらく集落ごとだと思いますが、疲れを感じたと思ったら声援が聞こえるという、割と絶妙のタイミングで出現。ランナーが少なくて、ほぼひとり旅だったので、老若男女からの大声援を独り占め。手を振って笑顔で駆け抜けるという、スターになったような気分を味わえて、とても良い気分でした。
空は徐々に晴れ間が広がり、意外と日焼けをしました。風が結構あったので、暑さはさほど厳しく感じなかったものの、体温がこもる感じがしたので、多くのエイドに設置されていたシャワーや氷水は、とても助けになりました。
最後の方のエイドでは、JACのキャビンアテンダントの制服を着たお姉さん(本物?)が、水もって待っていました。思わず「すごい!」と言いながら撮影。水を貰って上機嫌でラストスパートに入りました。
結局、ひと桁順位でゴール。サブ3.5も達成し、スマホ片手に走った割には上出来でした。30名以上がリタイアしたそうで、全般的には厳しいレースだったかと思われます。
コースと高低差。GPSの実測データを「ヤマレコ」に読み込んで表示。↓
ラップタイム。各エイドで止まってノンビリしたためか、意外と乱高下。↓
コースの風景
以下、走りながら撮影した写真です。
11.3km地点付近。第3エイド(手久津久公民館前)。シャワーのサービスあり!
16.4km地点付近。時折、青い海が見えました。第5エイド(宮本商店前)は撮り損ねたようです・・・。
18.6km地点付近。第6エイド(阿伝公民館前)。ここでトイレ休憩。
19.2km地点付近。味わいのある鳥居がいくつか散見されました。
26km地点付近。第8エイド(のぞみ幼稚園前)。「を」はキーワードクイズ。答えは・・・?
27.5km地点付近。第9エイド(ムチャカナ公園前十字路)。キツい坂の途中で救いのエイド!
30.4km地点付近。第10エイド(まぐみー広場)。コースミスをしかけ、応援のみなさんから「こっちこっち!」の大合唱。感謝!
40km地点付近。最終(第14)エイド(喜界高校前)。キャビンアテンダントさんの機内(?)サービス!
41.5km地点付近。若い娘さん達の声援を受けてラストスパート!
今日もお読みいただき、ありがとうございました。
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