富士登山競走の思い出は、これで最後になります。今回は、山頂ゴールの後、下山して帰宅するまで。
※富士登山競走の思い出(2006~2015年)~3勝4敗1分け
※富士登山競走の思い出~スタートから馬返しまで
※富士登山競走の思い出~馬返しから五合目まで
※富士登山競走の思い出~五合目から八合目まで
※富士登山競走の思い出~八合目から山頂ゴールまで
山頂に到着後はいつも、500円のアクエリアスを売店か自販機で購入して、木のベンチに座り込んでひと休みしていました。
私の到着タイムだと、山頂には1000名超のランナーたちが到着しているはず。すでに下山しているランナーも多いとは思いますが、ゴール地点にある頂上山口屋支店前は、いつも大変な混雑でした。
天気が良ければ、富士山頂から下界の眺めをしばし堪能できますが、天気が悪ければ、夏でも富士山頂は寒いので、持参したウィンドブレーカーを着込んで、ソソクサと下山道に向かうことになります。
富士登山競走の開催される吉田ルートは、登山道と下山道が別ルートになっています。途中で須走ルートとの分岐がありますが、他のランナーたちも居るので、まず迷うことはないと思われます。
下山道は、砂礫の道を延々と下り続けますが、下りとはいえど、かなり疲れます。息が上がることは無いのですが、かなりの急勾配なので、ブレーキをかけながら進むことになり、砂地とはいえど、太腿に結構な負担がかかります。
また、砂が相当に舞い上がるので、なるべく吸い込まないよう、いつもマスクを持参していました。初参加のときは、下山後に鼻の穴が真っ黒になっていて驚いたものです。
さらに、やはりシューズに砂が相当入り込むので、いつも登山用のショートスパッツを持参していました。それでも、砂礫の道がほぼ終わる六合目付近まで降りてきたときは、いつもシューズから砂を出す作業が欠かせませんでした。
なお、この下山で、シューズはかなりボロボロになります。ですので、私はいつも、捨てても良い使い古しのシューズでこのレースに臨んでいました。ただし、アッパーが薄いシューズだと、石ころで足指を痛めることがあるので、足運びを注意するか、ガードがしっかりしているトレランシューズも選択肢です。
六合目からは林道も出てきて、割と走ることができる道になってきます。元気なランナーはこの区間を相当なスピードで走り抜けていきます。空気も濃くなってくるせいでしょうか、確かにいつも、意外と走る元気が残っているんだなと感じていました。
五合目に近づくと、自衛隊やボランティアのみなさんが、お弁当や荷物の受け渡しをしてくれます。これで、ようやくレースが終了したことを実感していました。
あとは、五合目から富士北麓公園へシャトルバスで戻ります。このシャトルバス乗り場までは結構歩きますし、意外と並ばなければならないですが、乗り場に到着するとドリンクサービスが待っています。
富士北麓公園で荷物を受け取った後は、いつも富士急ハイランドリゾートホテルに隣接する「ふじやま温泉」を愛用していました。ここへは富士山駅(旧・富士吉田駅)から無料シャトルバスが出ています。徒歩でも行けなくはないですが、疲れた身体には少々きつい距離です。
風呂に入るといつも、日焼けした前太腿のヒリヒリした痛みと、偏頭痛に悩まされました。太腿の日焼けは、いくら日焼け止めを塗っても防げませんでした。また、偏頭痛は体質のようで、バファリンかロキソニンが欠かせませんでした。できれば、山頂ゴール時に服用した方が良さそうです。
以上のように、富士登山競走は、山頂ゴール後に、また性質の異なる下山レースがあると思っていた方が良く、それなりの装備も準備しておくことが必要となります。
2015年の富士登山競走では。富士山頂は霧がかかっていました。
今日もお読みいただき、ありがとうございました。
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