富士登山競走の思い出を続けます。今回は、馬返しから五合目まで。
※富士登山競走の思い出(2006~2015年)~3勝4敗1分け
※富士登山競走の思い出~スタートから馬返しまで
五合目までの所要時間は、完走できたときは2時間12~15分、完走できなかったときは2時間15~18分。2時間15分を越えると完走は厳しいと言われるので、本当にギリギリです。現在は五合目関門タイムが2時間15分なので、今ならほぼ五合目でアウトになっているレベルです。
また、馬返しから五合目までのラップタイムは、完走できたときは1時間3~5分、完走できなかったときは1時間3~8分。この区間も1時間くらいで行かないと厳しいと言われるので、本当ならほぼアウトです。
私の場合、完走できたときは、五合目以降での落ち込みがあまり無いので、何とかなったのかな、と思われます。
馬返しを出発して暫くは、私の位置だと、かなり渋滞になります。ただ、馬返しまでに相当疲れていますので、私にとっては、この渋滞が良い休憩タイムにもなっていました。
しかし、その休憩を満喫し過ぎると、五合目以降に苦しむため、そのさじ加減が難しいところ。周囲の遅いペースに巻き込まれないためには、抜かせるところでは意識して前に行くことを心掛けねばなりません。それを怠ったときは、だいたい完走できていません。
五合目の手前で、登山道からいったんロードに出るところがありますが、完走できなかったときはいつも、このロードで両腿が攣っていました。練習不足がここで顕になる、そんな感じでした。
五合目の佐藤小屋へは、ロードから再び短い登山道に入りますが、私の位置だといつも、ここで相当に渋滞します。周囲のランナーもみな、完走ギリギリなので、かなり殺気立っています。無理な追い越しをするランナーも居たりして、怒鳴り声が聞こえることもありました。おおむね厳しくも爽やかな富士登山競走のレース中、唯一、少しだけ残念に感じる瞬間でした。
佐藤小屋が見えると五合目関門に到着。ここでは補給食やドリンクが沢山提供されます。しかし、完走ギリギリの身では、ここでもゆっくり出来ません。いつも、慌ただしく補給を済ませ、次の関門を目指すことになりました。
以下の写真は、2014年から導入された「富士山保全協力制度」に基づいて、協力金(1000円)を支払うことで貰える缶バッチ。富士登山競走の参加費に含まれており、参加者は全員貰えます。
今日もお読みいただき、ありがとうございました。
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