2022年10月2日(日)、第44回別海町パイロットマラソン(北海道)に参加して来ました。
北海道への訪問は、千歳JAL国際マラソン、サロマ湖100kmウルトラマラソン、函館マラソン、北海道マラソンに続いて5回目。いずれもマラソン旅行ばかりです。
釧路駅から大会会場へのアクセス
会場となる別海町への交通の便は良いとは言い難く、どうしようか迷いましたが、大会当日朝、JR釧路駅から送迎バス(有料)が出るとのことだったので、釧路駅周辺に前泊することにしました。ゼッケンは事前送付されて来るので、当日移動でもOKです。
ちなみに、送迎バスは事前にFaxで予約、事前振込(片道3,000円)が必要。申込用紙は郵送されてくる参加案内と一緒に同封されていますし、大会ホームページからもダウンロードできます。メール等での受付は無し。筆者は自宅にFaxが無いので、コンビニのFax複写機を利用しました。
当日朝、シャトルバスが待機する「憩いのプラザ」の前へ。釧路駅に向かって左端に隣接している建物です。
行きのシャトルバスは割と空いていました。所要時間は約1時間40~50分。長い道のりですが、広大な釧路湿原を眺めることができ、意外と飽きませんでした。
会場となる別海町民体育館に到着。当日朝は若干肌寒かったのですが、体育館内は暖かく、くつろげるくらいのスペースの余裕もありました。館内のトイレは限られた数のみでしたが、屋外に仮設トイレが多数。参加人数も少ないため、トイレ待ちはありませんでした。
レースの状況
スタート会場は、体育館と道を挟んで隣接する別海町営陸上競技場。開会式では、ソウル五輪代表の浅井えり子さんが挨拶されていました。浅井さんは、現役時に合宿等で練習場所にしていた別海町で例年半年ほど滞在、地元の子供たちを指導されているとのこと。
曇天で少々肌寒いのはマラソンにとって良好なコンディション。フルマラソン863名、5km253名が参加とのこと。申告タイム順にブロックを分けて並び、スタート!
通称「パイロット国道」と呼ばれる国道243号をほぼ往復するコース設定。名前の由来は、第二次大戦後、根室・釧路地域にて大規模酪農経営を短期間で効率的に確立すべく、機械による開墾などを試みる「実験農場(パイロット・ファーム)」が沿道に多く設置されたからとのこと。
沿道は民家が少なく、さすがに応援するギャラリーは少なめでしたが、代わりに牧草をラップで巻いた「牧草ロール」に応援メッセージが書かれたものが、多数置かれていました。
ちなみに、牧草ロールは牧草をまとめて保管するだけでなく、巻いて保管している間に発酵が促進され、飼料としての栄養価を高める効果があるそうです。
この牧草ロールによる応援メッセージは、酪農家の方々から募集して事前審査により選ばれているとのこと。そばを通過するたび、元気を貰えました!
中間地点を少し過ぎたところで折り返し。パイロット国道をひた走ります。
周辺は、のどかな酪農地帯が広がります。広大な大地に抱かれながらの疾走は快適。・・・のはずでしたが、なぜか途中で腹痛を発症。一転、トイレを探しながら必死のランに・・・。
30kmから先は、とうとう徒歩を交えた苦難の道のりに。競技場が見えて来たときは、「助かった~」という気分でした。
応援が増えると現金なもので元気回復。最後のトラックだけ撮影しながらラストスパート!
本当はサブ3.5を目指すペースでしたが、ギリギリでサブ4。なんとも締まらない結末となりました・・・。
完走賞は鮭丸ごと1本!
ゴール直後は、疲労困憊でトラック内の芝生でしばしゴロ寝。空は曇天から晴れに変わり、過ごしやすい気候となっていました。
ゴール後、タオルだけでなく、牛乳やヨーグルトなど、いろいろな地元の名産品を貰えました。・・・そこに、何やら引換券が・・・。
それは、鮭丸ごと1本の完走賞!受け取ったのは、長い発泡スチロールに入った冷凍品。予想外の大きさに、朦朧とした頭の中は戸惑うばかり・・・。
すると、近くに「ゆうパック」の受付テントを発見。何とか自宅への発送手続きを完了。
帰宅後、発泡スチロールを開けてみると、内臓を取り去って塩漬けになった鮭が1本入っていました。三枚におろして焼き鮭にし、家内とふたりで二日で完食。食後の体調は明らかに快調でした。鮭パワー、おそるべし!
しかし、日頃使っているなまくら包丁では簡単に刃が立たず、身も柔らかいので取り扱いがデリケートで、さばくのは結構大変でした。
今日もお読みいただいて、どうもありがとうございました。
コメント