去る2019年9月15日(日)、丹後60kmウルトラマラソン2019(京都府、丹後国)に参加しました。正式名称は丹後100kmウルトラマラソン、その60kmの部に参加してきました。
※速報はこちら。
”五畿七道”旧国マラソン完全制覇としては59ヶ国を制覇、完全制覇まで残り27ヶ国となりました。
過酷なコースと聞いていたので100kmは回避して60kmにしたのですが、当日は30℃を超える暑さで、コースもアップダウンがかなりあって厳しく、60kmとはいえど、かなりタフなレースとなりました。
アクセスと宿泊
今回は、大阪から「こうのとり」と「きのさき」を乗り継いで、豊岡に前泊。いずれも指定席の予約はなくても十分に座れます。豊岡から60kmのスタート会場となる久美浜までは列車で15分程度なので、豊岡泊はお薦めです。
会場入り
豊岡から久美浜まで、京都丹後鉄道を利用。SUICAなどのIC乗車券は利用不可。早い時間帯だと、窓口も券売機も稼働してないので、久美浜駅で下車してから、改札で現金払い(290円)。
豊岡駅では出発20分前くらいから結構な行列で。私はギリギリ着席できましたが、早めに並んだ方が良さそうです。もっとも、15分程度で到着するので大したことはないですが。
駅から会場までは10分程度。ランナーが集団で歩いてるので、迷うことはありません。
レースの状況
天候は晴れで、結構な日差し。スタート時点ですでに、気温は間もなく30℃を越えそう。スタート会場にはドリンクが振る舞われていましたが、多くのランナーがスタート前から水分補給に余念がありませんでした。
フルマラソンとは違って、スタート直前でもノンビリした雰囲気。おもむろにスタートしますが、しばらくは道幅が狭いこともあってスピードは出せず、ゆっくりとウォーミングアップを兼ねて走り出します。
しばらくは狭い歩道を長蛇の列。後方スタートだったせいもあり、速足で歩いても大丈夫なくらいのスピード。ただ、制限時間を考えると歩き続ける訳にも行かず、徐々にスピードアップします。
久美浜の湾内は、ため息が出るほど水が綺麗。思わず立ち止まって、何枚も写真撮影。
このレースは、ウルトラという長距離にもかかわらず、エイドが割と頻繁にあります。各エイドに「かぶり水」もあり、とても暑かったこの日、たいへん助かりました。
途中で気温は30℃を越えました。そんな中、ミニオン発見!「暑くないですか?」とインタビューすると、「・・・暑いです」と、笑顔で返してくれましたが、かなり苦しそう。この根性に拍手!
日本海沿いに出ると、晴れ渡った空に水平線が美しく、とても気分が盛り上がります。
ときおり見える港の村の風景に癒され、暑さも吹き飛ばしてくれます。
エイドの道端が水浸し。これは、ランナーのかぶり水によるもの。浴びるようにかぶり水を使い、ヒリつく肌を冷却しながら走ります。
日本海に見とれながら走っていると、向かいから普通に歩いてくる地元の人。結構なアップダウンのある海沿いの車道なのですが、この暑いのに涼しい顔で歩かれていました。
コースは、意外とアップダウンが細かくあって、ペース配分に気を遣います。そろそろ疲れたかな、というタイミングでエイドが出現して、とても助かります。
当日、コース設定のせいか、右腕ばかりが焼けてしまいました。日焼け止めを塗ってはいましたが、かぶり水と汗で、ほとんど役立たずです。
30km過ぎのエイド。着替えなどを準備している人は、ここでひと休みして着替えて再出発できます。私は水分補給とかぶり水だけして通過。
海沿いだけでなく、山間の田舎道もあり、風景を楽しむにはこと欠きません。そろそろ、100kmのランナーとも合流しだすところです。
40kmを過ぎるころになると、そろそろ辛くなってきました。歩きを差し挟むようになります。下の写真も、もっとエイドに寄ってから撮影するつもりが、かなり手前で歩きだしてシャッターを切っています。
竹野神社前を通過。シャリバテの症状が出て、完全に徒歩。宮司さんとお子さんが応援に出てこられていて、「走れー!」と檄を飛ばされて、また走り出します。
このエイド以降、写真撮影する余裕がなくなってきました。100kmとの並走も増えてきましたが、この辺りで、彼らは我々60kmの倍ほどを走って来ています。「止まったら死ぬんじゃー」とか、この苦しい中でも冗談を言いながら走り続ける100kmランナーたち。すごい!
今度は右手に見える日本海を眺めつつ、最後の力を振り絞り、ラストスパートに入ります。
なんとか念願のゴール!ウルトラは完走することが目標でタイムは二の次。走り切った充実感を味わえて満足。
以下、走ったコース。丹後半島はアップダウンは厳しいものの、とにかく景色が素晴らしく、ともに走ったランナーたちの頑張りも、とても刺激になりました。
ペースはあいかわらず滅茶苦茶ですが、最後にラストスパートできる余裕を持って走れたのは良かったです。
帰りも「こうのとり」に乗車。楽しいマラソン旅行でした。
今日もお読みいただき、ありがとうございました。
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