先日、異業種交流の集まりで、自分の人生観に関する話題を互いに披露する、といった企画がありました。
そこで私は、趣味のランニングについて話題提供しました。題して「ランニングで幸せになる方法」。
ずいぶん大胆なタイトルですが、脳科学者である中野信子さんの著書「科学がつきとめた『運のいい人』」(サンマーク出版)を元ネタとしました。
もっとも、これはランニングに関する本ではありません。この本の内容を私の体験に照らして、「ああ、ランニングって人を幸せにするんだ」ということに気付いた、というお話です。
実は、直接的なきっかけは、中野信子さんが出演された「ホンマでっか!?TV」というテレビ番組です。そこでは「運のいい人」が話題になっており、後日、この本に行き当たった次第です。
ただし、テレビ番組と本の内容は、必ずしも完全には一致していません。私にはテレビで話題になっていた内容の方が頭の中に残っています。
いずれにせよ、テレビや本で聞きかじった程度ですが、中野信子さんの脳科学的な考え方に、私個人の経験に基づく解釈を加えて、ランニング・バージョンに仕立て上げて披露した次第です。
お話の流れは、およそ以下の通りです。単に「運がいい」というよりも、もう少し広げて、「幸せ」とはどういうことか、という視点に立っています。
- 「幸せは自分で選ぶ」
- 「幸せの存在に気づく」
- 「誰かに助けてもらう」
- 「ちょっとだけ背伸びする」
- そして最後に・・・「自分を好きになる」
もちろん、ランニングで必ず幸せになれる訳ではありません。ひとそれぞれだと思います。私が異業種交流でプレゼンしたことは、体系的でも科学的でもなく、あくまで私個人の体験に基づく感想になります。
気がつけば、走り始めてからおよそ30年近くが経とうとしています。最初は何気なくはじめたランニング。次第に走ることが止められなくなり、いつの間にか深みにはまっていました。その中で、図らずも「幸せ」というものを振り返る機会を得ました。
なお、世の中には「自分が好きなひと」というのが居て、そういうひとは「すでに幸せ」なので、このお話はあまり参考にならないかもしれません。でも、そうでないひとには、ちょっとだけ参考になるかもしれません。
次回以降、その「幸せ」なるものを、ほんの少しだけ”お裾分け”できれば、と思います。
ちなみに、私自身は特に「幸せ」いっぱいで生きている人間ではありません。むしろ、運が悪いくらいに思っています。このお話は、そういう人間がどうやって「幸せ」を得ようとしているか、くらいの感覚でお読みいただければ幸いです。
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