先日(2018/12/9)参加した台北マラソン (台北市)のレポートの続きです。今回はレース当日の状況を。
※関連記事は以下。
台北マラソンを無事完走(速報)
台北マラソン2018参戦記(その1)~台湾上陸からゼッケン受領まで
起床~スタートまで
スタート時刻は朝6時半と早め(ちなみに日本とは時差1時間、日本時間で7時半)。
いつも、スタート3時間前に食事しており、今回はホテル前のセブンイレブンで買ったおにぎり3個で済ませました。
ホテルからスタート会場まで3kmちょっと。交通事情も分からなかったので、徒歩移動を覚悟し、朝5時過ぎにホテルを出ました。
すると、ホテル近くの地下鉄(MRT)駅に向かうランナーの姿が。付いていくと、どうやら地下鉄は運行中の様子。
しかし、どのくらいの頻度で運行しているかわからず、近くにいた警備のオジサンに聞こうとしたのですが、英語も日本語も通じず・・・
困っていたところ、日本語を話せるお姉さんが「日本人ですか?」と近寄ってきて、通訳してくれました。10分間隔くらいで運行中とのこと。お姉さんもランナーのようでした。多謝!
「市政府」駅で下車。外に出ると雨模様でした。レインウェアを持参するか迷ったのですが、持参して正解。さっそく羽織ってスタート地点へ。
外は未だ暗かったのですが、スタート会場は明るく、MCが中国語と英語、そして少しですが日本語も交えて、大音量で盛り上げていました。
スタート時刻まで余裕があったので、少しだけ会場内を散歩。日本からの参加しているブースも幾つかありました。
スタートゲートの手前には仮設トイレが幾つか設置されていました。参加者が多い(フルが7000名、ハーフが20000名くらい)割には並んでおらず、すぐに済ませることができました。
そうこうする内に、次第に夜が明けて来ました。スタートゲートは台北101の足下にあるように見えますが、実際は少しだけ離れています。
スタート20分くらい前になって、ランナーがようやく集まり始めました。日本でのレースより少しノンビリした感じ。スタートレーンがなぜか、スタートゲートに向かって右と左、2列に分かれており、間に柵があって行き来ができない状態。どちらに並んでもOKです。
コースの状況とレースの結果
コースは、前半は北京市内の名所を巡り、後半は河川沿いの公園内を走り、最後は再び市街地に戻る設定。
昨日からの疲労感もあり、今日は突っ込んで入るのは自粛。スマホで風景を撮影しつつ、ゆっくり走ることにしました。写真は後日アップします。
朝早いこともあり、身体も気分もなかなか本調子にならないままスタート。最初は台北市の中心街をグルグル回るようなコース設定。結構な混雑で、暫くは流されるがまま走ることに。
雨は降り続いてましたが、ほぼ小降り状態。5kmも走ると暑くなり、レインウェアは脱いでポーチに仕舞いました。
最初に迎えたエイドでは、ミネラルウォーターのタンクと空の紙コップが重ねて置いてありました。
「こ、これは、給水はセルフサービスなのか??」とひるんでしまいましたが、それは勘違い。そのすぐ後に、普通に水やスポーツドリンクが並ぶテーブルがありました。どうやら、先のタンクは特別なミネラルウォーターの模様。
その後には、各国からの招待選手用に、国旗が掲げられた補給テーブルもありました。スポーツドリンクは日本のより少し薄目で飲みやすかったです。
沿道の歓声やエイドのボランティアからの声援は、中国語と日本語の発声の違いもあるのか分かりませんが、日本より熱い感じがしました。とにかく大声で「加油!加油!」の大合唱。
それに元気付けられてか、次第に調子が上がってきました。途中からは自重の方針を撤回し、サブ3.5は出せるペースに切り換えました。
一方、スタート直後からトイレに行きたく、ずっと探しながら走っていたのですが、見過ごしたのか、15km過ぎまで我慢しながら走っていました。
15km過ぎで、公衆トイレを発見!ランナーが次々に入って行くのに付いていき、暫く並んで入ると、何と紙が無い!前の人はどう処理したのだろうか・・・?
思わぬタイムロスと晴れぬ便意に、泣きそうになりながら走行を再開。すると間もなく、多数並ぶ仮設トイレを発見!今度は並ばずに済ませることが出来ました。慌てずにもう少し我慢すれば良かった・・・
そんなこんなで、多分5分はタイムロス。次のラップタイムに大きな凹みがあるのは、このトイレ・トラブルのせいです。サブ3.5に目標を変えたばかりで痛いロスでしたが、気を取り直してペースを上げます。
後半は、基隆河という大きな河川沿いに整備された公園内の散歩(?)コースを延々と走ります。
河川は美しく、コースも綺麗に整備されています。上空には松山空港から離着陸する飛行機が時折見えます。
ただ、単調になり勝ち。次第に疲労も蓄積される頃。周囲に似たペースのランナーを見つけながら、ペースを落とさずに頑張ります。
気のせいか、日本ではあまり見られない独特のフォームで走るランナーが多いように感じました。明らかに左右のバランスが悪いのに、結構なスピードで疾走するランナーたち。裸足のランナーも割りと目につき、なかなか興味深く観察してしまいました。
38kmくらいになると、市街地に戻り、いよいよゴールが近づいて来ます。なるべく力まず、フォームを維持しつつ、丁寧な走りを心掛けます。
途中で、後からスタートしたハーフのランナー達と合流。一応、コースは分けられていましたが、次第に入り乱れて行きます。ぶつからないよう走るのに、少々気を使いました。
40kmくらいで、高架の上に上らされます。しかも、道幅はそんなに広くなく、一旦別れたハーフの集団と再び合流。大混雑で、スピード感の違う集団の中を縫うように走ることに。
ここが最も高低差を感じたところでしたが、GPSウォッチの計測では、そうでもない模様。今回、GPSデータが上手く取れたか、若干疑問ですが。
41kmくらいで、今度はトンネル内を下って上るコースに遭遇。ゴール前にこれはキツい・・・。とにかく後少し。気合いを入れ直して頑張ります。
そして、漸くゴールゲートが見えて来ました。楽しかった台北マラソンも、これでいよいよ終わりです。
そしてゴール。サブ3.5は何とか達成。これで、この秋シーズンに走った7レースは全てサブ3.5。ご満悦でメダルとタオルを記念撮影。
レースの後
日本では珍しいと思いますが、この大会では、チップを返却すると、その場で100元が戻ってきます(リファンド方式)。リファンドのテントは大混雑でした。
ゴール後の給水は、大きめのプラスチック・カップを渡されて、タンクからセルフで給水。カップは回収され、リユースされている様子でした。
完走Tシャツのテントに向かうと、シャツと一緒に割りとしっかりしたバッグを渡され、そこにバナナ、弁当、お菓子など、次々と放り込まれました。弁当はセブンイレブンのもの。昼食はこれで済ませ、とても助かりました。
完走証は、後日メールで連絡があるとのことで、当日発行は無し。そのまま地下鉄でホテルに戻りました。汗と雨で冷えた身体に、完走バスタオルはとても有り難かったです。
今日もお読みいただき、ありがとうございました。
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