先日の東北・みやぎ復興マラソンでは、ナイキ(NIKE)「ズーム フライ(ZOOM FLY)」で出走しました。その使用感を、ホカ オネ オネ(HOKA ONE ONE)クリフトン4との比較も交え、以下、レポートします。
※参考記事↓
ナイキ「ズームフライ」を購入しました
ホカ オネ オネ クリフトン4の使用感
全体的な印象
ズームフライは今回、ぶっつけ本番で履きました。前回ブログ記事の通り、サイズが小さいかな、と心配したのですが、爪が痛むことも無く、全く問題なしでした。
噂通り、グングン前に進むのは確かです。一方、クッション性はあまり感じられず、同じ厚底と言われるホカオネオネと比べると、むしろ硬いと感じました。
ホカオネオネは素人にも優しい印象があるのですが、ズームフライは、履きこなすには結構な基礎体力が要るなあ、というのが全体的な印象です。
バネが強い
ソールにプレートが入っているとのことですが、確かに、強いバネ(”板バネ”のような)を感じました。これは、そういった設計が全く無いホカオネオネと、決定的に違う点だと思われます。
ただ、フォアフット気味に走らないと、あまりバネが効か無さそうです。ホカオネオネだと、ミドルフットやヒールストライクでも、前に運んでくれる感覚がありますが、ズームフライには余りそれを感じませんでした。
このバネ感は、アディゼロのTakumiシリーズに似ているなと、個人的には感じます。Takumiよりもバネが強い感じです。Takumiは薄底で軽量が売りなので、製品コンセプトが随分違うとは思いますが。
クッション性はあまり感じず
厚底であることから、クッション性を期待しましたが、正直、余り感じませんでした。ホカオネオネを履き慣れているせいかも知れませんが。
ソールの厚みもホカオネオネの方が厚く、クッション性は確実にホカオネオネの方が上と思われます。
ズームフライのソールには、特許からも柔らかい素材を使っていると思われますし、触った感じも柔らかいのですが、どうも、ソールに入っているプレートの硬さが勝ってしまっているように感じます。
実際、走っていても、プレートの硬さから来るのであろう「パタパタ」という音が気になって、硬いという印象が増幅されているようにも思われます。
履きこなすには体力が必要
以上から、同じ厚底でも、ホカオネオネとは全く異なるタイプのシューズと言えます。どのように履きこなすか、考える必要がありそうです。
まずは、フォアフットが前提となりそうなので、フォームをしっかりフォアフットで崩れないように、矯正が必要かと思われます。
加えて、そのバネに負けない筋力と持久力が必要。先日のレースでは、勝手にグングンと前に進むのに、身体がそれを支え切れず、ズルズルとタイムを落としてしまったので。
まだまだズームフライに相応しい身体になってないなあ、という感じです。地道な走り込みと筋力トレーニングに精進したいと思います。
今日もお読みいただき、ありがとうございました。
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