先日、筑後川マラソンの中止について書きました。大会事務局からは本日、正式な通知が葉書で届きました。
↑デールに持たせて、ちょっと明るい雰囲気に・・・なったかな?
そして今週末は、どうやら台風が日本列島を直撃となるようで、全国各地のマラソン大会では中止や短縮など、大きな影響が出ているようですね。大会参加を楽しみにしていたランナーも残念でしょうが、運営スタッフの方々の苦労も察するに余りあります。
そんな中、筑後川マラソンの中止に対して、返金の要望がある旨、公式サイトにFacebook記事が紹介されていました。大会事務局としては対応を考えているとのこと。
筑後川マラソンに限らず、ほとんどの大会では、中止でも返金しない旨、申込時の規約などに記載があります。参加申し込みするランナーは、これを承知している建前となっています。
以前、大会運営に携わったことのある人に聞いたことがあります。仮に当日中止になっても、準備の段階で費用はほぼ使い果たしており、返金できるお金はほとんど残っていない、とのことでした。
大会当日の相当前から、スタッフを集め、企画を練り、現地を調査し、大会会場を確保し、道路使用許可など役所対応をし、受付・荷物預かり・スタート・エイド・ゴール・完走証発行などランナーの流れをシミュレーションし、計測装置・発電機・テント・机・パソコンなどの設備機器を調達し、エイドの飲食料調達やボランティア募集をし、参加賞やエイドへのスポンサー募集や地元の協力を求め、仮設トイレを確保し、送迎バスの手配をし、パンフレットやゼッケンを作成して参加者へ送付し、それらに要する経費管理をし・・・。
これら多くの準備事項については、相手方と契約した段階で支払いの義務が発生するので、もし中止になっても大会事務局にお金が返ってくることはほとんど無く、少なくともキャンセル料を取られる結果、手元にお金は残らない、とのことでした。想像するに、筑後川マラソンの場合は、前日中止ではない分、もしかしたら、返金の余地があるのかも知れませんが・・・。
ランナーの立場からすると、まるまる費用だけ取られて、貰えるのが参加賞のTシャツだけでは割に合わない、ということだと思います。小生も上記の話を聞くまではそのように思っていました。しかし、華やかな大会当日に至るまでの裏には、以上のような事があるのだと、そのことだけは心に留めておいても良いのでは、と思う次第です。
駄文を最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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