2015年12月20日(日)、防府読売マラソン(山口県)に参加しました。これでフルマラソンは26回目、全都道府県フルマラソン完全制覇は19都道府県となりました。
今年で48回目となる伝統あるマラソン大会。また、制限時間4時間と厳しく、エリートランナー向けの大会です。それが、サブ3.5ランナーでも受け入れてくれる枠ができたということで、喜んでエントリーしました。
多くの市民マラソン大会では、スタート時間は午前中ですが、この大会はお昼過ぎにスタート。遠方からでも当日入りできるのがメリットです。今回は、前日に関西方面で宿泊、当日朝に現地入りしました。
受付会場のソルトアリーナまでは無料シャトルバスで移動。季節的にも少し寒めでしたが、アリーナ内は暖かく、参加者も少ないので、広々とした感じでした。ゆっくり着替えた後、軽食を取りながら、スタート時刻までのんびりと過ごせました。
スタート会場となる陸上競技場には、いかにもエリートランナーと思われる参加者が続々と集結。いつもとは雰囲気が違いました。
「今日はどんなペースで行く?」「調子があんまりなんで、まあ、2時間50分切りくらいっすかね」とか、異次元の会話が飛び交います。「参加者、増えたよね」「3時間半とか、勘弁して欲しいよね」などの声も聞かれ、なんだか来てはいけなかったような、肩身の狭い思いに・・・。
スタート時刻が近づくと、次第に静かになっていきます。トラックに沿って、整然と並ぶランナーたち。私は当然ながら後方スタート。スタート直前、「しーん」という音が聞こえそうなほど静まり返ります。市民レースでは感じたことのない緊張感。そしてスタートの号砲。ランナーの集団が塊となり、かなりのスピードでトラックを一周し、市街に駆け出します。
コースはかなりフラット。防府駅の東側で、JRを跨ぐ陸橋が約10mあるくらいで、私が出たレースの中では、いちばんの高速コースかと思われます。どんな風景だったか、高速なレース展開に飲まれていたこともあって、あまり印象に残っていません。倉庫や工場が多く、とにかくレースに集中するしかない、という感じではありました。
※GPSの実測データをヤマレコに読み込んで表示。
想像以上に高速なレース展開で始まったので、自重することを心掛けました。ただし、サブ3.5達成だけは目標にしました。ピッチを一定に、呼吸をリズムよく、姿勢を正して、マイペースで。途中で、同じようなペースの集団に巡り合うことができました。1回だけトイレ休憩を挟みましたが、あとは同じ集団の中でレースを進め、結果的には自己新でレースを終えることができました。
このレースで初めて、集団で走ることのメリットを知りました。最後まで集団にひっぱって貰い、最後はそこから抜け出してのラストスパート。そして、ゴール直前までのデッドヒート。まるでエリートランナーになったかのような気持ちを味わうことができました。防府読売マラソンは、やっぱり”さすが”の大会でした。
今日もお読みいただき、ありがとうございました。
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