国境マラソンIN対馬(2024年、長崎県)~日本最北西の島を走る

先日(2024.6.23)、国境マラソンIN対馬(長崎県)を走って来ました🫡

日本の北西端にある対馬、いつか行きたいと思っていた離島の大会。交通の便が良いとは言えず、なかなか踏み切れませんでしたが、思い切って申し込みました。

申し込んだからには移動しなければ・・・!ということで、対馬へ向かう旅路も楽しみながらの大会参加となりました。🥰

 

博多からフェリーで比田勝へ

大会の会場は、対馬の北方にあり、移動ルートとしては、1)フェリーの便数が多い厳原(いづはら)港へ、2)フェリーの便数は少ないが会場に近い比田勝港(ひたかつ)港へ、3)移動時間の短い対馬空港へ空路で上陸、の3種類が主なところ。いずれも島に上陸後は無料シャトルバスが出ています。

便数と費用の兼ね合いで、いちばんポピュラーなのは1)と思いますが、無料シャトルバスは当日早朝のみ、割と長時間のバス移動がネック。2)はフェリーが1日1便しかなく、乗船して寝床を確保できるか、また、夜中に到着して以降の居場所が不安。3)は費用が高く、天候により欠航の可能性あり。

いずれも、宿泊するか否かとの組み合わせで、ずいぶん迷いましたが、調べてると、2)は比田勝港に到着して以降、朝7時まで船内で寝かせて貰えることが判明!これが決め手で2)に決定しました。

ということで、福岡空港から地下鉄・バスを使って博多港へ。ターミナルの博多ポートタワーが夜景の中、美しくそびえ立っていました。

国境マラソンIN対馬(2024年、長崎県)

大会案内には、フェリーの割引券が付属。忘れずに要持参。当日のチケット売り場は混雑するので、前もってナンバーカードの番号を記入して、切り離して持参するのが吉。

国境マラソンIN対馬(2024年、長崎県)

割と余裕をもって到着したつもりでしたが、チケット売り場はすでに長蛇の列に・・・

国境マラソンIN対馬(2024年、長崎県)

無事にフェリー「うみてらし」2等船室のチケットを確保。ここはあらゆる支払方法を受け付けており、クレジットのVISAタッチで支払いました。インバウンドの外国人が多い観光地は、クレジットのタッチ決済が好まれるようで、割と田舎でも対応している観光地が多いようです。

国境マラソンIN対馬(2024年、長崎県)

ターミナルの2階がチケット売り場と乗船場になっており、同フロアには、喫茶店や土産物売り場も併設されていました。

国境マラソンIN対馬(2024年、長崎県)

国境マラソンIN対馬(2024年、長崎県)

乗船後は、急いで寝る場所を確保。私は寝袋を持参しましたが、船内では毛布の有料レンタルもあります。

場所を確保できなかった方々も若干おられましたが、船内では廊下の床に敷いて寝られるシートを貸し出してくれており、それを使って寝ている方々も若干おられました。

船内では早めに消灯となり、外も真っ暗で何も見えなかったので、写真を撮るのは諦め、早々に寝ついてしまいました。

 

比田勝港にて

先に述べた通り、比田勝港には夜中の3時くらいには到着しましたが、7時までは船内に留まって寝ることが可能。ただしその間、外に出ることは禁止です。

一方、比田勝ターミナルは開いており、その中のベンチ(背もたれ付き)でも寝ることはできたようで、何人かのランナーは下船してターミナル内で寝ていました。

朝7時になるとアナウンスが流れて下船。外は少し雨模様。ターミナルには無料シャトルバスが2台ほど迎えに来ていました。

国境マラソンIN対馬(2024年、長崎県)

国境マラソンIN対馬(2024年、長崎県)

国境マラソンIN対馬(2024年、長崎県)

 

スタート会場にて

会場に到着すると、雨は少し強まっており、急いで着替えのテント内へ。少し寒くもあり、受付を済ませた後は、ゆっくり着替えをしながら、テント内で待機していました。

国境マラソンIN対馬(2024年、長崎県)

しばらくすると、少し雨脚が弱まってきたので、会場のそばにある浜辺へ。対馬から東側の海を眺めることができます。

国境マラソンIN対馬(2024年、長崎県)

もうしばらくすると、雨もあがってきました。大会の開会が宣言され、高橋尚子さんが登壇。とても朗らかな笑顔で、元気いっぱいに励ましてくれた上、ずいぶん長時間かけて準備体操のインストラクターをやってくれました。さすがQちゃん!

国境マラソンIN対馬(2024年、長崎県)

 

レースの状況

コースは、比田勝の集落を一周するようなルートで、結構なアップダウンが連続する、かなり厳しい設定😑。これは、かなり自重しないと途中で撃沈しそうなパターンです。

国境マラソンIN対馬(2024年、長崎県)

国境マラソンIN対馬(2024年、長崎県)

スタート地点は、東横インを目の前にしながら、いきなりの登り坂。ランナーの熱気は凄いですが、慎重にスタート。

国境マラソンIN対馬(2024年、長崎県)

最初は、かなり狭い道に大勢で突入していく感じで、雨で路面がぬれていることもあり、ちょっと危ない感じ。注意して走ります。

国境マラソンIN対馬(2024年、長崎県)

次第にばらけてくるのを待ち、自分のペースを作りに行きます。

国境マラソンIN対馬(2024年、長崎県)

狭めの道幅が続きますが、海と緑が、小雨の中でも、なんとなく爽やかな気分にさせてくれます。

国境マラソンIN対馬(2024年、長崎県)

港に出ると、少し集落になっており、応援の方々もチラホラ。雨の中、とても嬉しい声援です。

国境マラソンIN対馬(2024年、長崎県)

金哲彦さんも出走されており、Web中継のスタッフかと思いますが、オレンジのジャケットの人達が前後して撮影しながら走っていました。

国境マラソンIN対馬(2024年、長崎県)

雨が強まったり弱まったりが続きますが、本来は暑いであろう6月下旬、マラソンのコンディションとしてはむしろ良好です。

国境マラソンIN対馬(2024年、長崎県)

対馬には神社が多く、鳥居を幾つも見ました。古来より、政治・経済・文化の要衝の地。信仰をも司る、まさに「神々の島」です。

国境マラソンIN対馬(2024年、長崎県)

海が見えたかと思えば山の中へと、自然の景色がバラエティに富んでいます。

国境マラソンIN対馬(2024年、長崎県)

雨だと水分補給を怠りがちですが、むしろ中止しながら積極的にドリンクを手にします。

国境マラソンIN対馬(2024年、長崎県)

ハーフと7kmコースとの分岐点。迷わないように誘導してくれています。

国境マラソンIN対馬(2024年、長崎県)

コースにはトンネルが3ヶ所ほどあり。最初のトンネルの上には韓国展望所があり、登れば朝鮮半島を望むことができます。

国境マラソンIN対馬(2024年、長崎県)

登り下りの繰り返し。下れば港の風景が開けてきます。

国境マラソンIN対馬(2024年、長崎県)

結構な雨になってきました。給水してくれるボランティアのみなさんに感謝!

国境マラソンIN対馬(2024年、長崎県)

立派な鳥居があると、思わず立ち止まって撮影。心の中だけでも礼拝を、と思いながらも余裕なく、先を急ぎます。神さま、お許しを・・・

国境マラソンIN対馬(2024年、長崎県)

海が入り組んだ入り江に囲まれて、池か湖のように見えます。

国境マラソンIN対馬(2024年、長崎県)

給水所にハングルの文字。対馬は韓国が近いこともあって直行便もあるようで、韓国から来たランナーたちも多く参加していました。

国境マラソンIN対馬(2024年、長崎県)

綺麗に手入れされた森の中に建つ鳥居。その美しい佇まいに、思わず立ち止まって撮影。

国境マラソンIN対馬(2024年、長崎県)

ランナーたちは雨と汗でずぶ濡れです。

国境マラソンIN対馬(2024年、長崎県)

Qちゃん出現!ランナー全員とハイタッチ!アップダウンと雨で苦しい中、パワー回復!

国境マラソンIN対馬(2024年、長崎県)

レースの後半、雨は次第に上がり始めました。比田勝から西泊の集落へ、しばらく家並みが続きます。

国境マラソンIN対馬(2024年、長崎県)

子供たちの太鼓の演武による応援。ここでまた、元気をもらいます!

国境マラソンIN対馬(2024年、長崎県)

この神社だけは同定できました。比田勝金比羅神社です。石段が結構な山の上まで続いているそうです。

国境マラソンIN対馬(2024年、長崎県)

西泊の給水所。ゴールまであと3kmほど。

国境マラソンIN対馬(2024年、長崎県)

対馬には、九州の神社の3分の1が集まっている、といった話もあるようで、「対馬神社ガイドブック」といった冊子も出ており、PDFで無料ダウンロードできます。

国境マラソンIN対馬(2024年、長崎県)

西泊の集落を離れ、いよいよラストスパート、最後の登り坂へ。およそ19km地点。

国境マラソンIN対馬(2024年、長崎県)

登り切ったら、あとは長い下り坂で、スピードアップ!

国境マラソンIN対馬(2024年、長崎県)

スタート/ゴール地点がある海が見えてきました。

国境マラソンIN対馬(2024年、長崎県)

スタート地点にある東横インが見えてきて、さらに加速!

国境マラソンIN対馬(2024年、長崎県)

最後は危険なくらいの下り坂!もう止まることはなく、そのまま突っ込みます。

国境マラソンIN対馬(2024年、長崎県)

厳しいコースを克服して、ようやくゴールインです!

国境マラソンIN対馬(2024年、長崎県)

 

ゴール後にお弁当を

ゴールの後、無料でお弁当の支給あり。ただし、受け取り場所へは、少し浜辺の方へ登っておりねばなりません。疲れた身体に鞭打って(?)、受け取りに行きました。

国境マラソンIN対馬(2024年、長崎県)

雨は上がっており、日差しも少しきついくらいになっていました。浜辺に設置されているテントの下で、お弁当に舌鼓を打ちました。

国境マラソンIN対馬(2024年、長崎県)

 

シャトルバスを乗り間違えて・・・

あとは、機嫌よく帰宅の途につくだけ・・・と思っていたのですが、とんでもないミスを犯すことに。

帰りは行きと違って、厳原まで無料シャトルバスで行き、厳原港からフェリーでと思い、厳原行きのバスに・・・乗ったつもりだったのですが、間違えて比田勝港行きにのバスに乗ってしまいました。

バス乗り場ではボランティアの方々が案内に出ており、確認して乗ったはずなのですが、なぜか間違えてしまい・・・。比田勝のターミナルに到着してから気づいたのですが、それから会場に戻っても厳原行きにはもう間に合わず・・・。同じように間違ったランナーが数人いました。

少し迷いましたが、急遽、比田勝からフェリーで博多に戻るルートに変更。若干待たねばならず、費用も少し高かったのですが、結果的には、ターミナル内でゆっくり休憩をとることができたので、かえって良かったかも知れません。

気分をとりなおして、博多行きの「うみてらし」2等船室のチケットをゲット!

国境マラソンIN対馬(2024年、長崎県)

船内で寝る場所も無事確保できて、帰路はゆったりとした船旅を満喫できました。陽が落ちた後、博多港ターミナルと博多ポートタワーが美しく輝いて見えました。

国境マラソンIN対馬(2024年、長崎県)

 

今日もお読みいただいて、ありがとうございました!

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