茂庭っ湖マラソン(福島県、2017年)~ダムと湖畔を駆け巡る

2017年11月5日(日)、茂庭っ湖マラソン福島県)に参加しました。これでフルマラソンは46回目全都道府県フルマラソン完全制覇39都道府県となりました。

アクセスについて

今回はバスタ新宿からバスで福島に前日入りしました。新宿駅は幾つも改札口があって迷いますが、いちばん南側の新南改札を出て、4階までの直通エレベータに乗ればOK。

バスタ新宿となってから来たのは初めて。とても綺麗なバスターミナルでした。バスは4時間半かかりますが、座席は快適。フットレスト、コンセント、目隠しのフードまでついており、隣が空いていたこともあって、ストレスなく過ごせました。

茂庭っ湖マラソン(福島県、2017年)~ダムと湖畔を駆け巡る

宿泊について

宿泊は、福島駅近くの東横イン福島駅東口。福島駅の周辺は、買い物も食事も困りません。到着後、翌朝のシャトルバス乗り場を下見に、福島駅西口バスターミナルへ。東口から西口へは、長い東西連絡通路を通ります。乗り場を確認した後、惣菜屋さんで夕食を買って帰り、早めに就寝しました。

会場へのアクセス

翌朝、ちょっと早めにバス乗り場へ。係の方が親切に案内しておられ、迷うことはありません。新幹線到着組を待たずに出発。シャトルバスは何台も出している様子でした。

バス待ちのランナーたち。
茂庭っ湖マラソン(福島県、2017年)~ダムと湖畔を駆け巡る

バスは「茂庭の湯」前の駐車場に到着。そのまま何となく茂庭の湯の建物内へ。すると、中で着替えたり待機したりしているランナーが多数。本当はそういう施設ではないはずですが、親切で開放していただいたのかと。土足厳禁なのに靴のまま踏み込んでしまいました。温泉の方々、誠に申し訳ございませんでした・・・

茂庭っ湖マラソン(福島県、2017年)~ダムと湖畔を駆け巡る

スタート会場にて

隣の物産館「茂庭ふるさと館」も、同様に開放されていました。私はこちらの座敷で着替えを。外は小雨模様で少し肌寒かったので、とても助かりました。

茂庭っ湖マラソン(福島県、2017年)~ダムと湖畔を駆け巡る

更衣室は、バスが男女別に用意されており、本来はこちらを使うべきでした・・・

茂庭っ湖マラソン(福島県、2017年)~ダムと湖畔を駆け巡る

先にスタート地点を撮影。
茂庭っ湖マラソン(福島県、2017年)~ダムと湖畔を駆け巡る

なんと、あのダムの上まで登ります・・・
茂庭っ湖マラソン(福島県、2017年)~ダムと湖畔を駆け巡る

そして、あの橋を激下りしてゴールに向かいます。
茂庭っ湖マラソン(福島県、2017年)~ダムと湖畔を駆け巡る

コースについて

茂庭の湯前をスタートし、摺上川に沿うような形で走り、ダムまで駆け登った後、茂庭っ湖の北岸をほぼ2往復して、最後は茂庭の湯まで駆け下るという、なかなかタフなコースです。

茂庭っ湖マラソン(福島県、2017年)~ダムと湖畔を駆け巡る

※GPSの実測データをヤマレコに読み込んで表示。

レースの状況

朝方は小雨模様でしたが、スタート前から次第に晴れ上がって来ました。気温は体感で10℃くらいでしたが、とにかく風がきつく、コースの厳しさとあいまって、なかなかマイペースとは行かない状況でした。

今回も、サブ3ペースで突っ込んではみたのですが、早々に断念しました。特に、摺上川ダムに駆け上がるところでは、まだ序盤なのに脚が止まるかと思うほど過酷。タイムやら何やらは全て忘れて、とにかく風と坂に逆らわず、呼吸を乱さずリラックスすることに集中しました。

ダムの上から見る茂庭っ湖と下界は絶景でしたが、風も絶好調に強く、とても堪能している余裕はありませんでした。2回目のダムを通過した後は、ただただ我慢のレースに。

そういう状態になると、だいたい力んでしまうか、逆に諦めてしまうか、どちらかになり勝ちですが、今回は、上手くペースを刻んでいるランナーを見つけて、何とか食らいつく作戦に。そのようなランナーは、上手く脱力できているもので、それを参考にしながら、つかず離れずで、粘りの走りを続けました。

その結果、何とかサブ3.5(久々の3時間25分切り)を達成できました。50歳台の年代別も149名中、ベストテン入り。キツいレースだったので、とても嬉しかったです。

茂庭っ湖マラソン(福島県、2017年)~ダムと湖畔を駆け巡る

ゴール!(他人のですが・・・)
茂庭っ湖マラソン(福島県、2017年)~ダムと湖畔を駆け巡る

完走証↓(これは自分のです)
茂庭っ湖マラソン(福島県、2017年)~ダムと湖畔を駆け巡る

ボランティアの高校生たち

最後の激下りでは、何と、眼下に見えるゴール会場から私の名を呼ぶ声が!後で聞くと、沿道で高校生がチェックしており、トランシーバーかなにかで、本部でMCをしている高校生に伝えていたようです。これは嬉しいサプライズでした。

高校生が詰める大会本部。
茂庭っ湖マラソン(福島県、2017年)~ダムと湖畔を駆け巡る

今大会は、荷物預り、エイド、MC、タオル掛け、抽選、キノコ汁と、高校生が大活躍でした。どうもありがとう。
茂庭っ湖マラソン(福島県、2017年)~ダムと湖畔を駆け巡る

温泉につかって帰宅

ゴール後は、無料サービス券で茂庭の湯にて入浴。タオルやシャンプーなどは持参が必要。今回はホカオネオネのお蔭か、それとも筋トレのお蔭か、筋肉疲労以外に変なダメージはなく、温泉でゆったりと癒すことができて、最高でした。

帰りはシャトルバスで飯坂温泉駅へ。歴史ある飯坂温泉ですが、今回はほぼ素通りです。芭蕉ゆかりの地、ということだけはチェック。

飯坂温泉駅。
茂庭っ湖マラソン(福島県、2017年)~ダムと湖畔を駆け巡る

駅前にある芭蕉の像。
茂庭っ湖マラソン(福島県、2017年)~ダムと湖畔を駆け巡る

福島交通飯坂電車。
茂庭っ湖マラソン(福島県、2017年)~ダムと湖畔を駆け巡る

今回、前回レースから3週間、ほぼ筋トレだけで臨みました。その効果はあったと感じています。ただ、ペースの落ち具合を見ると、コースの厳しさを差っ引いても、ロング走をやっておけば・・・。でもなかなか時間が取れないですね。

今日もお読みいただき、ありがとうございました。

コメント

  1. 好い大会ですね。僕は福島県は二年前サンシャインを走りましたが海岸付近は未だ護岸工事が盛んで復興中でした。先月念願の円谷幸吉メモリアルの為新宿パスタからあぶくま号で須賀川迄乗車しましたがそんな良いバス仕様はなかったですよ。円谷さんはご存知だと思いますが僕らの世代では永遠のランナーで忘れることができない存在です。記念館を見学しましたら感激して涙が出てきましたが丁度大学入学の為上京したのが東京オリンピックの年でしたので余計でした。余談ですが最終聖火ランナーは同窓の同学年でしたし又君原さんは私の師匠と同じ北九州のクラブに所属しており縁を感じます。
    大会によってはゴールで名前を呼んでくれることもあり非常に嬉しいもので耳に残ってますがそんなに離れた所から呼んでもらえるのは最高ですね。死んでも?ゴールせにゃあと思いますよね。名古屋アドベンチャーは台風の為中止でしたが今月は揖斐川がありますので老骨に鞭打って頑張ります。

  2. topsyureiさん、コメントいただき、誠に有難うございます。
    茂庭っ湖は福島駅から更に山奥なためか、震災の跡は感じられませんでした。紅葉が始まっており、素晴らしい里山風景でした。
    バスはWiller Express号でしたが、ラッキーだったのかも知れませんね。
    先の東京オリンピックは、私の生まれる3年前で、歴史の出来事という印象です。
    君原さんはマラソン大会でお元気な姿を時折拝見しますが、円谷さんはもはや伝説の偉人という感じです。そんな時代を生きられたこと、正直羨ましく思います。
    茂庭っ湖のラストは、疲れ切った身体が重力で勝手に落ちていくのを、それこそ必死に耐える感じですが、確かに、高校生の声が無い気力を奮い立たせてくれたと思います。
    名古屋は残念でしたが、足下の不安定な河川敷のコースが長いこともあり、中止はやむを得ないですね。私も今年はフルと駅伝、2回の中止を経験しました。
    揖斐川は昨年走りましたが、とても良いところでしたよ。ご健闘をお祈り申し上げます!