先日(2024.12.6)、伊豆大島マラソン(東京都)を走って来ました。
昨年に引き続いての参加。離島で同じ大会に出るのは初めて。最初は参加する気もなかったのですが、どこか惹きつけられるものがあるんでしょうね。締め切り直前になって、思わずエントリーしてしまいました。
「大島弾丸チャレンジきっぷ」とは?
前回、大島にはフェリーで往復したのですが、今回、東海汽船の期間限定である「大島弾丸チャレンジきっぷ」というのを利用しました。
これは、出発日が12/2(月)~12/30(月)、往路が「竹芝→大島」のフェリー、復路が翌日のジェット船の0泊2日(たぶん、0泊なのが「弾丸」という名前の由来かと、実際は往路で船内1泊)という設定。
注目なのは、往復の費用が、おとな6,000円、こども3,000円と激安なこと。普通にフェリーで往復すると倍近く、ジェット船だともっと高くなるので、とてもお得。
大会参加者には、15%割引チケットが参加証に同封されて届くのですが、それよりもはるかにお得です。申し込みはネットでなく電話する必要があります。
乗船は、横浜からでもOK(ただし、竹橋発と値段は変わらず)ということを確認してから申し込みました。
横浜大さん橋から伊豆大島へ
横浜みなとみらい地区の夜景を楽しみながら、大さん橋へ向かいます。
「横浜港大さん橋国際客船ターミナル」というのが正式名称のようです。
ターミナルの建屋内には、きれいなクリスマスツリーが飾られていました。
窓口で、電話予約時に教えてもらった予約番号を告げると、スムーズに発券して貰えました。チケットに住所・氏名・電話番号などを書き込んで、出発までしばらく待機。今回は3番ゲートから乗船。
たまたま先頭に。係員の方に付いて、乗船口へ向かう若干長い回廊を歩きます。
フェリーが横付けになるまでの様子を、しばし楽しみます。
いよいよ乗船。竹橋から乗ってきた方々が、手を振ってくれています。
2等船室ですが、場所は指定されているので、慌てて乗り込む必要はありません。今回、最下層の船室が割り当てられました。
岡田港から元町港へ
翌朝6時頃に岡田港に到着。アナウンスがあってから下船準備して部屋を出ると、下船待ちの行列で、身動きしづらいほど混雑していました。
会場となる元町港へのバスは、何台もあるので安心。ただ、座れるかどうかは運次第。また、バスは有料(370円)なので要注意。現金またはPayPayのみ受け付けています。
(今回、写真を撮り忘れてしまいました・・・)
スタート会場にて
元町港ターミナルに到着。
到着時はまだ薄暗く、少し寒いですが、建屋内に入ると暖かくて安心です。
まもなく、受付の行列が長く伸び始めました。元町港ターミナルの建屋内には、トイレ、自販機、更衣室テント、荷物預けなど、必要なものは揃っているし、参加者も多くはないので、それほど不自由はありません。ただ、トイレは並ぶので、早めに済ませる方が良いです。
ゲストの西田隆維(にしだたかゆき)さんが、スタート前のアドバイスをしてくれていました。西田さんは元箱根ランナー、ヱスビー食品で別大マラソン優勝などの実績を挙げた後、俳優と指導者の二足の草鞋をされている、異色の経歴の持ち主です。
レースの状況
伊豆大島を時計回りに一周、最大標高差365m、累積標高差785mと、かなり厳しいコース。前半の登りもさることながら、ダメージが蓄積した後半の下りも、身体への衝撃がなかなかのものです。
当日は10〜13℃、肌寒かったですが、天気は良好。スタートの合図でおもむろにスタート。
青い空と海の、絵に描いたような素晴らしい景色を眺めながら、序盤は快調に飛ばします。
最初のエイド。ここを過ぎると、いよいよ登りが始まります。
トンネルを幾つか潜り抜けます。
海の見える平坦でさわやかなコースに出ると、少しホッとしますね。
二番目のエイド。ここを過ぎると、割と樹々に囲まれた雰囲気のコースに変わってきます。
登りが続くコースの中、エイドがオアシスのよう。でも、そろそろ歩きが時折入って来るように・・・
ゲストランナーの和田有稀奈さんに遭遇。他のランナーに声を掛けながら、登りでも余裕の走り!
コースの中ではいちばん高いところにあるエイド。もう少し頑張れば、下りが待っています。
とは言え、ここまでのダメージが蓄積して、下りの衝撃が身体に来ます・・・
三原山の、元町港から見たら裏手にあたる位置にある「裏砂漠」を横目に。
最高地点に到達。ここから、急激な下り坂が続きます。
陽光に照らされて、コースはとても気持ちが良いのですが、そろそろ脚がヤバい感じに・・・
波浮港(はぶみなと)の見晴台に到着。約27.5km地点。ここでちょっとひと息。
波浮港見晴台のエイド。アップダウンで疲れ切った身体に、とても良いタイミングで待ってくれているエイド。神です!
少し気を取り直して、美しい海を眺めながら、30km過ぎの正念場に入ります。
バームクーヘンのような地層大切断面が現れる35km地点。あと少し、と言いたいところですが、ペースはどんどん落ちていきます・・・
この35km地点からは、伊豆七島を望むことができます。
まだ若干のアップダウンが続く中、両太腿が攣りはじめ・・・
最後のエイドを前にして、とうとう徒歩に。足を引きずりながら、徐々に前進。
残り2km地点。大宮橋梁に差し掛かります。前回はラストスパートできたのですが、今回は歩き続けます。
ようやくゴール。約4時間半かかりました。
露天風呂にて富士山を眺めながら
ゴール後は、「浜の湯」さんの無料チケットで入浴!水着を着用しての混浴露天風呂です。
温泉は撮影禁止ですが、雄大な富士山や伊豆半島などの景色を眺めながら、贅沢な温泉気分を満喫しました。
伊豆大島から横浜大さん橋へ
帰路は、ふたたびバスで岡田港へ。出航まで時間があったので、ターミナルでお土産を買ったりして過ごしました。
お花の展示物に、完走メダルを並べて撮影。
こどもたちが美味しそうなソフトクリームを食べていたので、食べたいと思ってお店を探していたら、ターミナルの外にあるお店でした。
船着き場にジェット船が2隻。奥側は熱海へ、手前側は竹芝へ、それぞれ向かいます。
セブンアイランド「結」(ゆい)。2020年に就航。最高時速80km、フェリーの倍以上のスピードで、揺れの少ない快適な走行が売りです。
船内はすべて指定席。運よく窓際の席でした。他に、修学旅行と思われる中学生が多数乗船していました。
海はかなり波立っていましたが、船はあまり揺れず、快適に景色を楽しむことができました。
第二海堡。「東の軍艦島」とも呼ばれ、明治から大正にかけて、砲台を設置するなどの防衛目的で構築されたそうです。
東京湾フェリー「しらはま丸」。かなりの接近遭遇でした。
そろそろ、東京湾の沿岸地域が見えてきました。
レインボーブリッジの下を通過。
竹橋客船ターミナルに接近。いよいよ接岸です。
夕暮れの中で下船。ジェット船といえど伊豆諸島への長旅、みなさん、お疲れさまでした。
ターミナルの中央広場にある、日本丸の帆を模したモニュメント。あとは、人の流れに乗って、JR浜松町駅へ。これで、0泊2日の伊豆大島マラソンの旅、終了です。
今日もお読みいただいて、ありがとうございました!
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