今日から何回かに分けて、前回ご紹介した「ランニングで幸せになる方法」について、もう少し深掘り(?)してみたいと思います。
初回は「幸せは自分で選ぶ」(”楽天的”とは)の巻です。
ただし、前回も申し上げた通り、あくまで筆者個人の体験に基づくお話で、他の方々には当てはまらないかも。その辺は割り引いてお読みいただければ幸いです。
あなたの「幸せ度」チェック
まず、3つほど質問です。いずれも二者択一。ご自身がどちらの感じ方に近いか、ちょっと考えてみましょう。
質問1 スマホの電池が50%・・・まだ半分? or もう半分?
質問2 初詣のおみくじで大吉・・・今年の運を使い果たした? or 今年はついてる?
質問3 他人がそばでヒソヒソ話・・・私は悪口を言われてる? or 私は人気者?
「楽天的」とは?
以上の質問は、あなたが「楽天的かどうか?」を知るためのものです。
ここで「楽天的」とは、「なんでも自分に都合良くとらえる”力(ちから)”」と言えます。
普通に考えれば、「自分勝手なひと」とか「おめでたいヤツ」、ということになるでしょう。質問3などは、もはや「うぬぼれ」と言ってもよく、ある意味、なんともうらやましい性格とも思えます。
しかし、これは立派な”力(ちから)”です。こういったとらえ方ができれば、あなたを「幸せ」に導いてくれる可能性があります。
楽天的ではない・・・どうすれば?
しかし、世の中、そんなに楽天的な人ばかりではないはず。むしろ、そうでない人の方が多いでしょう。特に、日本人は逆に、悲観的に物事を見る人の方が多いのではないでしょうか。
・・・残念ながら、楽天的か否かは、「先天的に決まっていて、しかも変えられない」そうです。性格と言うものは、そう簡単には変えられないんだ、ということのようです。
だからと言って、「なあんだ、それじゃあ、どうしようもないんじゃないか」・・・と考えるのは早計です。むしろ、「無理して変えようというのは無駄」と理解した方が、気持ちが楽になるかと思います。
・・・では、どうすれば良いんでしょう?
実は、自分の性格は変えられないけれど、他人を真似ることはできます。楽天的な人のそばに居ること、そして、その言動をちょっと真似てみることは、やろうと思えばできるのではないでしょうか。
例えば、明石家さんまさんや長嶋茂雄さんなどは、うらやましいほど楽天的だと思います。失敗を恐れないというか、失敗さえ楽しんでいるように見えます。そんな性格に変わりなさい、と言われても、とても無理ですね。
しかし、明石家さんまさんや長嶋茂雄さんの「モノマネ」をする人はとても多いですね。モノマネをする人がみんな楽天的かと言えば、そんなことはないはず。モノマネ芸人というのはむしろ、内向的なひとが多いとも聞きます。
モノマネをすることで、その瞬間だけ、その本人になり切ることになります。その瞬間だけ、その本人と同じように、幸せな”気持ち”になれるのではないでしょうか。それだけでもちゃんと、「幸せ」を運ぶ”力(ちから)”になってくれる。これが、脳科学に基づく中野信子さんの結論になります。
楽天的なランナーの生態
そう考えると、筆者にも、思い当たるフシがあります。筆者も日本人のご多分に漏れず(?)、割と悲観的な性格なのですが、マラソンのレースに出たりすると、以下のような場面に出くわします。
21.0795km(中間)地点にて
まだ半分かあ・・・😣
☞ もう半分まで来たよ!😉
途中で歩いたり止まったり
もうダメだあ・・・😩
☞ ここまで走って来れるなんてエライよ!🤗
レース中に信号待ち(たまにあります)
くっそぉ、タイムロスだあ・・・😠
☞ ラッキー♪ ちょっと休めるわ~😁
Tシャツに何か書いてあるぞ・・・🤔
☞「ビールがゴールで待っている!」🍺
楽天的なランナーと一緒に走る
そんなランナー達と一緒に走ると、苦しさすら楽しさに変わったりします。フルマラソンの終盤など、どれだけ疲れ果てていようとも、なぜか元気が湧いて出てきます。
仕事などでウジウジ悩んだりイライラしていても、そんなランナー達と一緒に走れば、そんなことは大したことじゃなくて、とてもバカバカしいことだと思えてきます。
悲観的な自分が、如何に狭い世界に閉じこもっているか、如何に些細なことで悩んでいるか。世の中はもっと広くて、もっといろんな考え方があるのに。そう気づかされるのです。
これは、お年寄り、盲目、義足のランナーと一緒に走っても、同じような効果があります。
次回は「幸せの存在に気づく」(”新奇探索性”とは)の巻です。
本日もお読みいただき、どうもありがとうございました。
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